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 長崎百人劇場さん主宰の音楽会、長崎市内のちょうどグラバー邸の下あたりの海沿いにある「旧香港上海銀行」(重要文化財)で演奏しました。長い間、日本の国際交流の拠点であった長崎、往時の喧騒と繁栄を想像させる重みが感じられます(写真に写っているのは今も残る銀行のカウンター)。
 さて翌日の午前中、このイベントにお見えになられた長崎市内寺町にある興福寺ご住職さんのご招待でお寺を訪問させて頂きました。1620年に建てられた日本最初の黄檗禅宗の唐寺、なんと「インゲン豆」にその名を残す隠元禅師もご住職をされていたという・・・(写真;歴史を今に伝える中国建築の本堂)。
  満開の紫陽花が美しいお庭、池にはちょうど蓮がピンクに花開いて、それを眺めながらお座敷でお茶をいただいていると、ここだけは世の中と別の時間が流れている感じです。昨日のコンサートの感想やもろもろの芸術の話、本堂で時々催されるイベントのことなど、ご住職さんの穏やかな話しぶりに大変居心地の良い時間を過ごさせて頂きました。
 ・・・いつも訪れるたびに、長崎は魅力的な町だなあと感じます。みなさん、本当にどうもお世話になりました!またお会いしましょう。