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 2月3・4日宮崎市内の芸術劇場にて、友人のクラシックフルート奏者 甲斐泉さんの2nd CD制作の為のレコーディングを行いました。2日に延岡市内で最終リハーサル、そのまま宮崎市内に移動して宿泊先のシーガイヤ シェラトンホテルへ・・・
 前作はチェロやギターが入ったCDで、そのアレンジ作業を担当・・・今回はDuoでのレコーディングですが、引き続きアレンジとピアノ演奏を担当しました。選曲は日本の曲が中心、9曲中、童謡、唱歌が5曲、民謡1曲、J Pop1曲、それぞれのオリジナルが1曲ずつです。
 「メロディーがきちんと歌える素朴さを残して~」というリクエストだったので、原曲のイメージを大事にしながらのアレンジ作業はかなり難航・・・。なんといっても童謡、唱歌のたぐいはメロディーが短い・・・これを5分前後の作品にすることはなかなか骨の折れる作業でしたー。普段のJazzの演奏では即興演奏のパートの割合が多く、それが好結果を生むことが多いのですが、今回はほぼ全てを記譜してあるので、10月に正式に依頼を受けてから最終的に9曲全てのアレンジが完成したのは1月10日前後・・・これだけの量のスコアを書いたのは初めての経験でした。
 さてさてレコーディングの模様ですが~
まず会場(芸術劇場コンサートホール、通称;アイザックスターンホール)、ピアノの状態も素晴らしく、エンジニア「ヴェルク」の矢野さんの献身的なサポートのおかげで、今までにないオリジナリティーの溢れる作品が録れたと思います。初日は少し苦戦したもののとりあえず全9曲を録音、2日目は、その中で納得のいかないもの中心に取り直していきました。実際に正味の録音時間は初日7時間、2日目5時間くらいでしょうか?もちろん、全てが思惑通りにいったわけではないけれども、録音に集中できた楽しい2日間でした。
 CDの発売は4月の予定、宮崎県出身の彼女の意思で、売り上げの中から「高千穂神楽保存会」と「高千穂の自然を守る樹を植える会」に寄付を行います。またCDには高千穂神社社殿での録音が1曲含まれていますよ~。
 さて写真は、最後まで作業場と化したホテルの部屋からのナイスビューと、録音セッティングされたアイザックスターンホール(パイプオルガンが美しい・・・)。
 6日は、所を変えて宮崎市民プラザ、オルブライトホールにてヴォーカリストの上田”Whoopin”浩恵さんと人権イベントにゲスト出演。上田さんの主宰される宮崎ゴスペルクワイア、とても素晴らしいステージでした・・・とても気持ちよくて清々しい気分になりましたよ!
 ・・・この週はまさに宮崎ウィーク!とても充実の5日間でした。・・・チキン南蛮、冷汁、地鶏、焼酎もさらに充実(笑)~CDの出来上がりを皆さんお楽しみに!