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 4/14までは、割とゆっくりした月で、ソロピアノのライブがあったりして、その練習や、作曲などをしたりして、有意義に過ごしました。さて問題の4/14、地震の一報は北九州で聞きました。
 21時過ぎ、携帯電話の警報で熊本でひどい地震とのこと、熊本「酔ing」へ電話するけれど通じず、やっと連絡が取れ、店内がひどい状況、ライブも途中で中止でお客さんも帰ること、などの連絡を受けました。もう少し時間が経って、余震がひどいので今日はそのままにしてとりあえず帰るということで、私は翌日、朝一に状況確認と後片付けを手伝う為、熊本入り。割れたボトル、壊れた楽器、倒れたスピーカーなどの片付けをしました。
 夜にはひとしきり片付いて、店を心配して覗きに来てくれたお客さん達と、かるく一杯飲んで解散。その後でした。震度6強の本震。まさか前々日のひどい揺れが本震と思ってましたのでビックリ。屋内の全てのものが散乱する中、ひっきりなしに続く強い揺れに、恐怖を感じ、最低限のものを手に取り、近くの公園に避難。たくさんの方が次々に避難して来られます。朝方まで公園で過ごしましたが、一向に収まらない揺れに、決心してイチかバチか車で熊本を出ることにしました。駐車場までの道、ブロック塀は倒れ窓ガラスや外壁が道に散乱していたり、歩いて逃げる人や、橋が通行止めで起こった渋滞など、町は騒然としていましたが、何とか北九州までたどり着きました。高速は通行止めで、6時間近くかかったでしょうか?
 その後・・・全てほったらかしで熊本を離れたもので、店と事務所、どうなっているか気にはなるものの、連日の余震の報道、水やガスも出ない状況では何もできないと思い、粛々と通常のレッスンや演奏会をこなしました。今後も含めて、いろいろな損害のことを考えると、働かないわけにもいきません・・・
 そんな中で、子ども読書の日に朗読の方と伺った小学校公演や、ゲストとしてお手伝いしたピアノ教室の発表会での子供たちとのふれ合い、私の生徒さん達が集まっての半年に一回のSession Partyなど、心癒される時間でしたー。
 一週間たって余震もだいぶ落ち着き、ライフラインもかなり回復したという事で、再び熊本へ~
いやー部屋の中は無残な姿・・・そして食べ物や割れて散乱した調味料などの悪臭。あらためて地震ひどかったんだなあーと感じました。
 「酔ing」は店のビルのメンテナンスなど、まだ先の予定が読めないのですが、「閉めていてもしょうがないので開けよう」というスタッフの意見で、無理やりオープン、営業を開始しています。お客さんが来てセッションが始まり、店の中に音が鳴り響くと、いかに日常が恵まれていたのか実感できます。たった10日ちょっとくらいのことですが、とても懐かしく感じました~。
早く皆さまが、日常の生活に戻れますように、心よりそう願います。