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 レコーディングに向けて作曲~ 今回、結構苦戦しましたね。私は自分で、作曲は得意な方だと思っていましたが・・・
 今回の作曲、ここ数年で若干気持ちが変わり、「カッコ良い曲 & 自我に溢れたオリジナリティー」というのではなく、Jazzのエッセンスを抽出(凝縮)したような曲を書きたいなーと思っていました。名前を挙げれば、デューク・エリントン、Jazzの人ではないけれどジョージ・ガーシュインなどですね。
 二人の諸作は、本人の個性的な部分を感じるというより、Jazzテイストをとてもセンス良く結晶させた感じで、無駄がなく飽きが来なく印象的、という感じで世界中に愛されています。とても単純な曲もあれば、複雑な和声の曲もありますけれど、どちらも卓越したセンスで、選び抜かれた音、ありそうで無い作品です。
 さてさて私もそういう曲を目指しましたが、ハードル高かった・・・あらためて彼らの天才ぶりを認識しました。結局、開き直って(どうしても一曲、自作のバラードを録音したかったので)、今までの様な気持ちでおぼろげなイメージを形にし、一曲完成させました。そこそこオリジナリティーとカッコ良さ(笑)はある気がしますが、結局、過去に私が書いたバラードと似た感じになっちゃいますね・・・。
 ただ何となく、セロニアス・モンクの作品に通じる色合いになりましたので、タイトルをモンクへのオマージュ「Homage To Monk」としました。セロニアス・モンクも私が大尊敬する作曲家・ピアニストです。
 ということで、この曲をCDに録音したいと思います。聴いてくださいませ。(今回、感じたことをブログに記録してみました・・・)