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 移動の合間をぬって、山口県立美術館「雪舟展」へ行きました。
没後500年という年で、しかもゆかりの深い山口市での展覧会ということで、各地からかなりの絵画が集められており見ごたえ十分・・・(国宝6点)。朝早く行ったのにすごくたくさんの来館者が数珠つなぎ状態でした!
 今月いっぱいということで無理を押して行ったのですが、雪舟という天才画家の長年にわたっての仕事ぶり(雪舟さんは長生きで87才まで現役で創作されていたそうです)、作品の変容など本当に興味深く見させていただきました。国宝級の作品に見られる神がかったようなひらめき、逆に習作段階での試行錯誤や迷いなど、これだけいっぺんにひとりの作品をじっくり見ると、会ったこともない雪舟さんが身近に思えてくるのが不思議です。来館者は僕より先輩!?の方がほとんどでしたが皆さん熱心で、口々に「あ~ら、この岩のじょ~ずに、よ~出来とるいね!(山口弁?)」など雪舟さんともっとお友達になられてました・・・。
 雪舟さんは40代後半に中国に勉強に渡られて日本に帰ったあと、わりと年をとられてから、それまでにまして数々の傑作をものにされています。・・・ということで、自分もまだまだ若輩者、気合を入れてがんばって、駄作もどんどん発表して、傑作も少しは発表してがんばろうと思った次第でありました!
 天才的な作品、人間らしい作品、習作、それ以外、すべてひっくるめての、すばらしい仕事ぶり職人ぶり芸術家ぶりに感激、本当に楽しい時間でした!